
第10回 J-CLIL 中高支部 オンライン公開研究授業兼勉強会
11月19日(土)に、Zoomで行われた勉強会の報告です。 1. 鯉渕健太郎(横浜女学院中高)
「横浜女学院高校1年生CLIL (異文化学習と多文化共生について)」 高校1年生を対象にMulticulturalismと題して、異文化学習や多文化共生についてCLIL授業を実践した。勉強会参加者は事前にいくつかの研究授業動画を視聴し、本発表では、担当者の鯉渕より授業の振り返りと、授業を行うにあたって大切にしている視点をいくつか紹介した。質疑応答の時間では、実践者や研究者のみならず学生からも積極的な質問が多く、非常に有益な会となった。詳しい発表内容に関しては資料をご覧いただきたい。 2. 池田真 (上智大学)
授業の講評と講演「新学習指導要領とCLIL:思考力の育成と評価」 上記の研究授業に関しての講評やフィードバックを行い、CLILと思考力の育成や評価について発表した。主に、新学習指導要領や大学入学共通テストにおいて思考力がどのように定義されているかを明らかにし、CLILにおける思考力の育成や評価のための実践 的なフレームワークを紹介し


第33回J-CLIL例会
12⽉10⽇(⼟)に、Zoom+対面の ハイブリッドで行われました第33回J-CLIL例会の報告です。 1.白井龍馬(清泉女学院中高) 「中高CLIL実践とアセスメントの取り組み」 発表者はCLILにおけるアセスメントのあり方についての一案を、実践報告とともに行った。2021年度に発表者は、CLIL授業においてAssessment as Learning(AaL)を取り入れ、その効果について検証した。結果は2022年度英検研究助成報告書にて公開される。2022年度には、ルーブリックを用いて生徒の自己調整学習支援および成果物評価を行った。内容面と思考面の評価にはSolo Taxonomyを応用し、汎用性のあるルーブリックが作成できたと感じている。 2. 高木由香里(神奈川県立元石川高校) 「県立高校におけるCLIL実践報告」 本発表では、県立高校でのCLIL実践について、検定教科書を用いた授業案やタスクの作り方、ハンドアウトの工夫等を報告した。主にコミュニケーション英語Ⅰの授業で実施した、アパレル産業が抱える問題を扱った単元でのCLILについて説明