top of page

日本CLIL教育学会第8回大会@東北大学

盛会のうちに終了いたしました。

​ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

▶︎日時:2025 年 10 月 11 日(土)  8:50~17:25(受付 8:30~)

▶︎会場: 講義棟 C (2階) 東北大学川内北キャンパス  案内はこちら(下記のプログラムにも記載されています)

▶︎8thJ-CLIL大会プログラム

▶︎参加登録はこちら  申し込み締め切り:10月9日

  J-CLIL 会長からのメッセージ

 

 仙台で開催される第 8 回 J-CLIL バイリンガルカンファレンスへようこそ。例年通り、現地およびオンラインでの発表の申込を多数いただきました。オンラインのZoom トークでは、アイルランドから 3 名の著名な基調講演者をお迎えしています。メイヌース大学のセリーヌ・ヒーリー氏、クイーンズ大学ベルファストのサラ・オニール氏、そしてポストプライマリー・ランゲージズ・アイルランドのローラ・クイグリー氏です。また、J-CLIL メンバーレクチャーでは、工藤泰三博士(名古屋学院大学)が講演します。

   J-CLIL8th の大会を開催できることを大変光栄に思います。今年は J-CLIL 副会長のBarry Kavanagh 博士が運営を牽引され、運営に当たってくださっている東北支部のメンバーに心よりお礼を申し上げます。私は 2025 年今年 5 月に J-CLIL 会長に就任したばかりですが、J-CLIL に初めて参加したのは 2017 年のことでした。その際に J-CLIL のリラックスした雰囲気と、参加者を包み込む様子に感動しました。それから、J-CLIL 東北や J-CLIL 関西など次々と支部が生まれ、現在は5つの支部、7つの部会が運営されています。年次大会は東京で開催されてきましたが、2024 年は関西・大阪で、2025 年は東北・仙台で開催となりました。各地の特色ある CLIL 実践に学ぶ機会となっています。

   J-CLIL は次のような学会の場を目指しています。一つ目は、参加者どうしのシナジーが生まれる場、二つ目は、言語の教師と教科の教師が異分野をこえてコラボが出来る場、三つめは、授業実践者と研究を主とする研究者が出会い、未来の外国授業のイノベーションを生む場です。AI や VT 等の EdTech が進んだとしても、それらを使いこなす立場である CLIL 教師たちは、それもまた一つの道具としてしなやかに取り入れています。教材開発、ディスカッション、ディスコース分析等に、AI を使いこなす研究も増えています。そんななかで、CLIL は、学習者の Cognitive Load をぶれずに見つめていくことが出来るのが特徴でしょう。Cognitive Load が頻繁に起こる学び方の経験は、変化の激しい不確実な時代を楽しむ地球市民を育てていくと考えています。会議での会話をどうぞ楽しんでください。​​

 

柏木賀津子
J-CLIL 会長

キャリコン写真2025ーDSCF8839_pp.jpg

Plenary Talk

 

The Evolution of CLIL on the Island of Ireland: Policy Sparks, Pedagogical Pathways, Promises, and Progress

 

Céline HEALY

Maynooth University

Sarah O’NEILL

Queen’s University Belfast

Laura QUIGLEY

Post-Primary Languages Ireland

 

 

 

 

This paper examines the evolving landscape of Content and Language Integrated Learning(CLIL) on the island of Ireland, highlighting both promising developments and persistent challenges across the two jurisdictions.

 

Languages Connect, the Republic of Ireland’s (RoI) strategy for foreign languages in education(DES, 2017), includes the goal to improve language proficiency by creating a more engaging learning environment. A key action led to the national CLIL post-primary pilot project, conducted by Post-Primary Languages Ireland, with a subsequent external empirical evaluation study. Findings underscore the pedagogical and epistemological challenges of transitioning from traditional foreign language instruction to CLIL, highlighting the need for broader systemic change in teacher education and policy to support CLIL adaptation (Bower & Rutjers, 2023). Parallel initiatives promoting CLIL for Irish in post-primary and primary English-medium schools in the RoI are supported by a multi-agency steering group and the teacher support service Oide. The projects emphasize both learner benefits—such as increased linguistic exposure, motivation, and cognitive development—and teacher benefits, including pedagogical innovation and inter-school collaboration.

 

In contrast, Northern Ireland’s CLIL development remains hindered by the absence of an active language policy. Nonetheless, grassroots initiatives and emerging research underscore acurricular compatibility with CLIL and potential learner gains suggesting untapped potential for CLIL integration.

 

The paper advocates for the integration of CLIL into initial teacher education, sustained professional learning, and cross-sectoral collaboration. It concludes by emphasizing the importance of research-practice dialogue and policy alignment to support the long-term sustainability and scalability of CLIL in diverse educational contexts.

 

References

Department of Education and Skills (DES) 2017 Languages Connect: Ireland’s Strategy for Foreign Languages in Education 2017-2026. Dublin: DESBower, K. & D. Rutgers 2023 Evaluation of a National Pilot: The Potential of CLIL for Ireland.Dublin: PPLI

laura-quigley-214x300.jpg
Sarah-ONeill-Bild-200x300.jpg
Celine-Healy-MU-resized-240x300.png

Céline HEALY

Sarah O’NEILL

Laura QUIGLEY

Members Talk

工藤 泰三(J-CLIL副会長)

​名古屋学院大学

 教師の関心に基づく CLIL:学習者と教師のエンゲージメントを高めるCLIL の実践を始めると、従来の外国語指導に戻りたくなくなるという教師がいる。CLIL 教師にとっての CLILの魅力の一つは、対象言語自体への関心が薄くても、情熱を注げる内容を通して授業を展開することができる点である。カリキュラムの制約等により、個人的な興味に基づく CLIL授業の実施機会は限られるかもしれないが、そのような授業は特に対象言語の学習意欲が低い学習者のモチベーションとエンゲージメントを大幅に高める可能性がある。教師自身が高い興味・関心を持っている内容を取り入れた CLIL授業を展開することにより、その興味・関心が学習者を刺激することが期待される。このメンバーズ・トークでは、発表者が自身の興味を基とする CLIL授業の事例(地球科学、観光と交通、エスペラントなど)を共有し、教師と生徒の両方を活気づける授業のあり方について議論する。

kudo.jpg

▶︎仙台市観光 PR 映像 https://www.youtube.com/watch?v=TDf88tkQPgc ▶︎問い合わせ先 バリー・カヴァナ(J-CLIL 副会長) kavanagh.barry.e7@tohoku.ac.jp ​ ​▶︎こちらのリンク先もご覧ください

​  発表申し込みは締め切りました。

多くの発表申し込みをいただきありがとうございます。

▶︎募集概要
 日本 CLIL 教育学会では、日本 CLIL 教育学会第 8 回大会(対面開催)の発表を募集します。当大会は、初等・中等教育、高等教育に携わる教師が CLIL(科目内容と言語を統合した学習)及び CBLT(内容を重視した言語指導)に関する実践的アイディアを共有することを目的としています。CLIL(CBLT)に関する口頭発表(発表 20 分)を募集します。

▶︎発表使用言語

 日本語または英語

▶︎応募方法

 応募要旨は、発表を希望する言語(日本語または英語)で作成してください。
 応募要旨には、タイトルを記載してください。要旨の本文は、英語は 250 語以内で、日本語は 600字以内で作成してください。

・応募期限:2025 年 7 月 11 日(金) 18日(金)まで延長となりました。
・採択通知:2025 年 7 月 31 日(木)

 応募資格筆頭発表者は日本 CLIL 教育学会の会員となる必要があります。共同発表者は非会員でもかまいませんが、大会に出席する場合には、参加申し込みを行ってください。
日本 CLIL 教育学会の年会費は 2000 円です。
入会手続きについては、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.j-clil.com

 

▶︎プレゼンテーションの種類

・1. オンサイト(対面)プレゼンテーション(25 分):
  研究成果や実践的なアイディアを共有するプレゼンテーション。5 分間の質疑応答の時間を含む。
  現地でのプレゼンテーションはすべて対面式となる。
・2. オンライン・ビデオプレゼンテーション(20 分):
  研究成果や実践的なアイディアを説明する録画済みのプレゼンテーション。
  10 月 18 日まで、会議参加者が会議中または会議後にオンラインで視聴可能。

  参加者はグーグルフォームからオンラインビデオ発表者に質問することができる。

the team

〒543-0051 大阪府羽曳野市学園前3丁目2-1

四天王寺大学 教育学部 7号館 312室

secretariat@te-clil.jp

© 2025 by J-CLIL

bottom of page