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​活動レポート

J-CLIL Primary and Secondary(小中部会) 講演会+ワークショップ


▶日時:2023年3⽉12⽇(日)午前10時〜12時

▶会場:(1)オンライン(Zoom)+ (2)対面ワークショップ(宇都宮大学)

▶プログラム

(1)坂本ひとみ先生(東洋学園大学)

「ESDをめざした小学校のCLIL授業の試み ~フィンランドの教育の視点を通して~」

(2)田所貴大先生 (宇都宮大学)

「教師のための質的データ収集と分析」



(1)前半は坂本ひとみ先生にご講演いただきました。坂本ひとみ先生の近年のご研究の中心は、持続可能な開発のための教育ESDとCLILの親和性についてで、今回は、そのテーマをフィンランドの教育の視点からお話ししていただきました。地球市民として未来を生きる子どもたちの基盤となるESD英語教育、先生ご自身が海外との懸け橋となり実現してきてくださったご研究について、示唆に富むお話しをしていただき、大変学びの多い機会となりました。

 また、坂本先生と共同研究をなさっている滝沢麻由美先生(東洋学園大学)が理事を務めておられるSDGsと連動したプロジェクト・ベースの国際協働学習を推進するグローバル・コミュニティ『NGO アイアーン:https://iearn.org/』についてもご紹介いただきました。 



(2)後半は宇都宮大学の田所貴大先生から、参加者とディスカッション形式で対面ワークショップを実施していただきました。先生がご専門とされる質的データ分析について、現職の教員にも分かりやすく現場で使える形で教えていただきました。研究とは何か、インタビューについて、自由記述質問紙について、観察について、質的データ分析方法について、具体的な例を挙げていただきながら、また、参加者の発言をうまく拾っていただきながら、分かりやすくご説明いただきました。「データの切片化」や「コードを集めてカテゴリー化すること」など、本を読むだけでは理解できなかった部分も分かってできるようになり、参加者からはもっと早く知りたかったという感想も聞かれました。今回は対面ワークショップとしての実施のみだったので、前半のみの参加者の方からはzoomでの実施も検討して欲しいという声も聞かれ、小中部会で今後検討したいということになりました。

文責 J-CLIL PS 渡辺 聡代

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