J-CLIL第24回例会
2月6日(土)にオンラインで行われました、第24回例会の報告です。
日時:2021年2月6日(土)午後2時~5時 場所:オンライン(Zoomミーティング)
<発表1>幼稚園でのCLIL授業(保育)実践報告(in Japanese)
中田葉月(寝屋川市第五小学校)
本発表では、公立幼稚園における「忍者修行をテーマにCLIL授業」の実践を報告した。
絵本や歌、TPRで動作について学ばせ、忍者の文脈ならどのような動作をするかを園児に考えさせた。例えば、“run”は「忍び足」の動作、“kneel”は片膝立ちで吹き矢を「吹く」動作などである。その動作を絵カードにし、忍者修行と称して動作の順番を園児に考えさせ、巻物を模したシートに貼らせた。そして、それを見ながら音楽に合わせて実際に動く活動を行った。
「修行なのでしんどくしないとダメだから立ったり座ったりを繰り返すように考えました。」と園児の発表にあるように、園児であっても思考しながら英語活動を行うことが可能であることがわかった。
<発表2>CLIL教科書の活用と発展- コンテンツ・ティーチャーの立場から (in Japanese)
安部由紀子(東京女子大学)
2020年度後期に開講した「時事英語 演習(Global Issues and English)」のクラスを題材に、国際関係で学位を取り、国連、新聞社などで約20年の経験を積んだ実務家教員が Contents (Global Issues, Media, Communications) Teacherの立場から、言語と絡めてCLILクラスを展開したか、研究発表をした。
クラスでは、CLIL教育用に開発された教科書『CLIL Global Issues』(三修社)を活用。内容が非常に充実し、半期ですべて網羅するのは難しいので扱うトピックの「選択」と「集中」をし、15回のクラスでストーリーラインをつくり、教科書を発展しながら、グローバル・イッシューの全体像、国際潮流を理解してもらえるように講義を構成した。また、学生参加型で、CLILの4Cを生かしたクラス展開についても言及。CLILクラス受講生のフィードバックも踏まえ、今後の発展と課題についても紹介した。
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