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​活動レポート

日本CLIL教育学会(J-CLIL)第10回研究発表会

11月17日に行われました研究会の報告です。

日時:2018年11月17日(土)午後2時~5時 場所:東洋英和女学院大学大学院(六本木)205教室

①「横浜女学院中学校高等学校におけるESD CLILの指導実践報告」

白井龍馬(横浜女学院中学校高等学校)

横浜市中区山手にある横浜女学院中学校高等学校では、ESD(持続可能な開発のための教育)をCLILで指導している。上智大学教授池田真先生にご助力をいただき、指導大綱から独自テキスト作成、指導技法まで共同で開発してきた。授業に対する生徒の満足度の高さなど、カリキュラム導入による一定の成果があがってきた。このESD CLILの枠組みを流用して聖書や生物を英語で教える取り組みなどが広がっており、今後の更なる発展が期待できる。

②「公立小学校におけるCLILの実践ー栃木県の事例からー」

野口綾子(宇都宮市立姿川第一小学校)・阿久津千聖(宇都宮市立瑞穂台小学校)

本発表は、新学習指導要領公示に基づき、その先行実施を行っている公立小学校の英語専科教2名による英語教育実践報告である。野口先生による小学校中学年を対象とした「色-Colors-」と小学校高学年を対象とした「世界の学校」に関する授業や、阿久津先生による小学校高学年を対象とした「日本と世界の食文化-What would you like?-」の授業である。文科省の新教材を基盤としつつ、思考を促す外国語学習と世界市民としての相互文化的コミュニケーション能力の育成を鑑みたCLIL授業実践授業について、実際の教材や児童の成果物等を示しながら報告された。文科省が新学習指導要領で示す「主体的・対話的で深い学び」「教科横断型カリキュラムマネジメント」の実現にはCLIL教育が有効であり、その教育を日本の公立小学校でいかに実践にしていくかに関して示唆を与える発表であった。

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